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断熱材は何で選ぶ?数字だけでは決まらない断熱の考え方

一年中快適に過ごせるオーパススタイルの家

断熱は「選ぶもの」ではなく「つくるもの」

家づくりで断熱を考えると、「どの断熱材がいいのか」「どの断熱材が一番性能が高いのか」と、素材そのものに目が向きがちだが、オーパススタイルでは、断熱は単に「選ぶもの」ではなく、家全体で「つくるもの」と考えていることがわかる図解|愛知県注文住宅 オーパススタイル

今回は、断熱についてです。
家づくりで断熱を考えると、「どの断熱材がいいのか」「どの断熱材が一番性能が高いのか」と、素材そのものに目が向きがちです。

もちろん、断熱材を選ぶことも大切です。ただオーパススタイルでは、断熱は単に「選ぶもの」ではなく、家全体で「つくるもの」と考えています。
断熱材そのものが持つ性能に加えて、どれだけの厚みで施工するのか、きちんと施工できるのか、そして施工した状態を何十年も維持できるのか。どれか一つだけ良ければいいわけではありません。

断熱の役割を分かりやすく表すなら、「熱が遅れてくる」ということです。
外から入ってくる熱や、室内から逃げていく熱を減らして、室温が変化するスピードを緩やかにする。熱は伝導・対流・放射(輻射)によって動くため、断熱材だけを見ていても、家全体の断熱は分かりません。

夏の日射をどのように遮るのか、冬の日射をどのように取り入れるのか。熱容量や気密、換気、空調まで含めて考える必要があります。

UA値だけを下げる前に、見るべきところがある

オーパススタイルの施工エリアにあたる6地域で考えたとき、UA値0.46まで性能を確保したら、そこからさらに数字を下げ続ける前に見るべきことがある。 窓の位置や大きさ、方位はどうなっているのか。冬の日射を取り入れられるのか、夏の日射を外で遮ることができるのか。熱橋と呼ばれる、熱が逃げやすい部分ができていないか。さらに、気密はきちんと取れているか、湿度管理ができるか、換気や空調の計画まで成立しているかまでを確認することがわかる図解|愛知県注文住宅 オーパススタイル

断熱を考えるうえで、数字も大切です。
たとえばUA値は、家全体の外皮からどれくらい熱が逃げやすいかを見る指標です。C値は、完成した家にどれくらい隙間があるかを実際に測った数値です。

ほかにも、断熱材そのものの熱の伝えやすさを見るλ(ラムダ)値や、R値、U値、日射を見るηAC値やηAH値など、住宅性能にはさまざまな数字があります。それぞれ意味があり、数字を見ること自体が悪いわけではありません。
ただ、分かりやすい数字があると、その数字だけを良くする方向へ進みたくなります。

オーパススタイルの施工エリアにあたる6地域で考えたとき、UA値0.46まで性能を確保したら、そこからさらに数字を下げ続ける前に見るべきことがあります。
窓の位置や大きさ、方位はどうなっているのか。冬の日射を取り入れられるのか、夏の日射を外で遮ることができるのか。熱橋と呼ばれる、熱が逃げやすい部分ができていないか。
さらに、気密はきちんと取れているか、湿度管理ができるか、換気や空調の計画まで成立しているか。

数字をさらに良くする前に、先にやることがある。オーパススタイルでは、そういう順番で断熱を考えています。

大切なのは、断熱ラインと施工した状態

オーパススタイルが特に大切にしているのが、「断熱ラインがきちんとつながっているか」ということです。
基礎と壁、壁と屋根、バルコニーなどの接続部分で断熱が途切れていないか。図面上では断熱材が入っていても、途中に欠損があれば、その部分から熱の影響を受けます。

そして、実際にどう施工されたのかも重要です。
断熱材は施工が終われば壁の中に隠れてしまいます。「きれいに施工しました」と言われても、完成してから確認するのは難しい。だからこそ、施工前や施工中の状態を確認し、必要な密度や厚みで施工されているかまで見ることが大切です。

さらに、性能は完成した瞬間だけ出ればいいわけではありません。
「100年持ちます」と言う前に、まず50年後も同じ状態を保てるのか。沈下したり収縮したりせず、断熱材としての状態を維持できるのかを見たうえで、その先の100年を考える。

長く住む家だからこそ、完成時の数字だけではなく、その性能をどれだけ長く維持できるかも断熱材を選ぶ基準になります。

オーパススタイルがセルロースファイバーを使う理由

セルロースファイバーの吹き込みの様子|愛知県注文住宅 オーパススタイル

オーパススタイルでは、断熱材にセルロースファイバーを採用しています。
ただし、熱伝導率が一番優れた断熱材だから選んでいるわけではありません。

セルロースファイバーは吹き込みで施工するため、複雑な形状の部分や配線まわりにも追従しやすく、適正な密度を保ちながら隙間の少ない断熱層をつくりやすいという特徴があります。

断熱材で重要なのは、素材の中に「動かない空気の層」をつくることです。中で材料がよれたり崩れたりして空気が動く部分ができれば、断熱材が本来持っている性能を十分に発揮しにくくなります。

またセルロースファイバーは密度があるため熱容量を持ちやすく、壁の中に入ってきた湿気を素材の力でいなしやすいという特徴もあります。さらに吸音性もあります。

一つの数字だけを見て選んでいるのではなく、施工のしやすさや性能の維持、熱容量や湿気への対応などを含めて、オーパススタイルの家づくりに合っているから採用しています。

断熱は数字や断熱材だけでは決まらない|まとめ

・断熱は、断熱材を「選ぶ」だけではなく家全体で「つくる」もの
・断熱とは、入る熱と逃げる熱を減らし、「熱が遅れてくる」状態をつくること
・UA値やC値などの数字は大切だが、数字だけを追い続ければいいわけではない
・窓や日射、熱橋、気密、湿度管理、換気、空調まで含めて考える
・断熱ラインが途中で切れず、欠損なく施工されているかを確認する
・完成時だけでなく、50年後も同じ状態を保てるかまで考える
・セルロースファイバーは、施工性や密度、熱容量、湿気への対応などを含めて選んでいる

あたたかい家、涼しい家は、「どの断熱材を使ったか」だけでは決まりません。どこに、どれだけの厚みと密度で入れ、どこまで途切れずに施工し、その状態を何十年保てるのか。さらに窓や日射、気密、換気、空調まで含めて成立しているか。そこまで含めて考えるのが、オーパススタイルの「断熱」です。

今回の断熱についてはVoicyでも詳しく話しています。気になる方は、ぜひ音声でも聞いてみてください。

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