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大事な屋根をどう守る?屋根材の選び方——瓦・ガルバリウム・スレートの違い|Voicy #46

瓦を使った大人南欧風の家

屋根材、ちゃんと選んでいますか?

「オーパススタイルの屋根の考え方を教えてください」家づくりの打ち合わせで、こう聞かれたことはほぼありません。断熱や間取り、内装の話は盛り上がるのに、屋根の話になると急に静かになる。
でも、屋根は家のなかで一番過酷な環境に置かれている場所です。紫外線も雨も、24時間365日、正面から受け続けているんです。
素材選びひとつで、メンテナンスのかかり方も、家の寿命も、大きく変わってきます。今回のVoicyでは、そんな大切な屋根材の選び方について、お伝えします。

 

まず知っておきたい、屋根材の種類と特徴

屋根材には大きく3種類あります。それぞれの特徴を表で簡単に整理しました。

屋根材 主な素材 耐久性の目安 メンテナンス 重さ 主な特徴
スレート セメント 20〜30年 10年ごとに塗装が推奨 軽め コストが抑えやすい。水に弱い
ガルバリウム鋼板 金属 30〜40年程度 10〜15年スパンで塗装を推奨 軽い デザインの自由度が高い。雨音が響きやすい
粘土 50年以上 ほぼ不要(施工による) やや重い 長持ち・通気性◎。勾配が一定以上必要

オーパススタイルでは、この中から「瓦」と「ガルバリウム」の2種類を、家のデザインや敷地条件に合わせて使い分けています。コストだけで選ぶとスレートになりやすいのですが、長く住むことを前提にすると見え方がかなり変わってきます。ひとつずつ、詳しくお伝えします。

 

スレートは「メンテナンス前提」で選ぶ素材

スレートの屋根

スレートはセメントでできた薄い板状の屋根材で、コストが抑えられて施工性もいいため、多くのハウスメーカーでも採用されてきた素材です。
ただ、気をつけたいポイントがあります。セメント素材なので、水に弱い。表面のコーティングは10年ほどで剥がれ始めることがあり、そこから雨水を吸い込みやすくなります。紫外線も加わって劣化のスピードが上がっていく、というのが典型的な流れです。
なのでスレートを選ぶ場合は、10年に一度ほどのペースで足場を組んで塗装メンテナンスが必要です。費用もそれなりにかかります。
スレートがダメというわけではありません。ただ、最初からそれを理解した上で選んでほしいなと。そして、私たちがスレートをあまり採用しない理由は、その耐久性にあります。

 

瓦は「重いからダメ」は誤解です

三州瓦を使った南欧風の家

瓦についてよく「重たいから耐震性が下がるんじゃない?」こんな声を耳にします。気持ちはわかります。そういった情報をネットで見た方も多いかもしれません。ただ、これは少し誤解があるんですよね。
確かに瓦はガルバリウムに比べると重いです。でも、重いからダメということではなくて——その重さに耐えられる体幹があるかどうか、というのが重要です。
瓦の重さを込みで構造計算をして、耐震性能をきちんと確保した上で建てれば、問題はありません。「重いからNG」ではなく「重さを前提にした設計ができているかどうか」が大事なんです。
また、今は防災瓦が主流で、昔の瓦よりもかなり軽量化されています。昔のイメージだけで判断するには、もったいないんですよね。

 

オーパススタイルが瓦を推したい、3つの理由

オーパススタイルでは、実は瓦を推しています。
理由は大きく3つです。

理由1. メンテナンスがほぼかからないこと

瓦自体はほとんど劣化しません。塗り直しが必要なスレートやガルバリウムと比べると、瓦のランニングコストの低さはかなりの強みです。
ただし、施工方法も大事です。 一般的な瓦屋根では棟(屋根の一番高い部分)に漆喰を使う工法がよく見られますが、 漆喰は瓦に比べて耐久年数が短く、劣化すると雨水が入り込むリスクが出てきます。 瓦は丈夫なのに、漆喰がボトルネックになってしまうんですよね。 そのため、私たちは漆喰を使わない施工を採用して、瓦と同じくらいの寿命で維持できる仕上げを心がけています。

 

理由2. 通気層があること

瓦は屋根の下地との間に空気が流れる層ができます。この通気層のおかげで断熱効果が生まれ、夏の熱気を遮りやすくなります。
私たちはこの通気層に遮熱の工夫を加えているので、屋根の性能という点でも瓦には分があります。

 

理由3. 音の静けさ

三つ目は、音の静けさ。雨の日、ガルバリウムはパラパラと雨音が響きやすいです。瓦はその点、音が吸収されてかなり静か。暮らしの快適さという視点でも、瓦のよさを感じます。

瓦は、1400年以上にわたって日本の住まいを守ってきた屋根材です。
愛知は、日本三大瓦のひとつ「三州瓦」の産地としても知られていて、地元にゆかりのある素材でもあります。長い歴史があるだけの理由がある、と感じています。

 

ガルバリウムが向いている場面もある

ガルバリウムの屋根

ただ、ガルバリウムをおすすめしないわけではありません。実際、私たちの施工の半数以上はガルバリウムを使っています。

理由はデザインとの兼ね合いです。

屋根には「勾配(傾斜)」が必要で、瓦は一定以上の角度がないと使えません。フラットな外観や、緩やかな勾配のデザインにはガルバリウムがフィットします。デザインを選ぶ段階で、自然とガルバリウムになっていくケースが多いんです。
ガルバリウムも耐久性は高く、数十年スパンで持ちます。スレートに比べればメンテナンスの負担もずっと少ない。
雨音については「ガルバリウムは響きやすい」とお伝えしましたが、私たちはセルロースファイバーという断熱材を使っています。この素材が音を吸収してくれるので、ガルバリウムでもほとんど雨音は聞こえないんです。デメリットが施工の工夫で補えます。

 

屋根材と同じくらい大事な「ルーフィング」の話

最後に、屋根材と同じくらい大切な「ルーフィング」について。
屋根材の下には「ルーフィング」という防水シートが敷かれています。屋根の防水性能において、このルーフィングがとても大きな役割を担っています。
安価なルーフィングだと、10年ほどで劣化が進みボロボロになることもあります。屋根材がしっかりしていても、その下が弱ければ意味がない。
私たちはライナールーフというルーフィングを採用しています。40〜50年の耐久性を持つ素材で、瓦と同じくらいの長寿命なんです上から下まで、長持ちするものを選ぶことが大事だと考えています。

 

「家の頭」をどう守る?屋根材の選び方 まとめ

「家の頭」をどう守る?失敗しない屋根材の選び方についてまとめた図スレートはコストが抑えられる反面、定期的な塗装メンテナンスが前提の素材。
ガルバリウムは軽くてデザインの自由度が高く、フラットな外観との相性がいい。
瓦はメンテナンス負担が少なく、通気性・遮音性にも優れていて、長く住む家には心強い存在です。
どれが正解かは、デザインや予算、敷地の環境によって変わります。
ただ「長く安心して住み続けられる家」を目指すなら、屋根材とルーフィングの両方をしっかり選ぶこと。屋根材にもしっかりとした考えを持って取り組んでいる工務店を選ぶことをおすすめします。

Author Profile

渡邉 尚哉
渡邉 尚哉
オーパススタイル株式会社

2006年入社から家づくり一筋。資産活用の視点と注文住宅営業で300件以上の経験を活かし、不安や迷いに寄り添う“家づくりのパートナー”。性能や素材を総合的に考え、「どんな暮らしをしたいか」を一緒に描き、最適な提案を行う。VoicyやYouTubeでも発信中。

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