fbpx
  • モデルハウス来場予約
  • 資料請求
  • オーパススタイルは施工力5年連続日本一

家の「湿度」は相対湿度より絶対湿度で見よう!正しく知るだけで快適さが変わる|Voicy #49

相対湿度を見て部屋の快適性を考えてしまうのは誤り 本当は絶対湿度を基準にした方が良い

あまり正しく知られていない「湿度」について

今回は、よく耳にするけど、実は詳しく知らない「湿度」についてお伝えします。
「湿度60%だから大丈夫」と思っていたのに、乾燥で肌がカサカサ——そんな経験はありませんか? 普段わたしたちが目にする湿度の数字は「相対湿度」といって、温度によって変わる指標です。家の中を本当に快適に保つには、もう一つの湿度「絶対湿度」を知ることが大切です。今日はその2つの違いと、実際の生活への使い方をわかりやすくお伝えします。

 

相対湿度とは? 透明な箱でイメージしてみて

相対湿度についても図解

まず「相対湿度」から。これは、空気中に含まれる水分量の”割合”のことです。
イメージしてほしいのが、透明な箱。空気が入った透明な箱が、目の前にあるとします。この箱には、ある性質があります。温度によって、入れられる水分の量の上限が変わるんです。

・温度が低い → 箱に入れられる水分の上限が小さくなる → 水分が入りにくい
・温度が高い → 箱に入れられる水分の上限が大きくなる → 水分がたくさん入れられる

この「上限に対して今どれくらい水分が入っているか」を割合で示しているのが、相対湿度です。
冬に乾燥するのはこの仕組みのせいで、外の冷たい空気は水分をほとんど含めない状態で家の中に入ってきます。そこで暖房をつけて室温が上がると、箱の上限がグンと大きくなる。でも実際の水分量は変わらないので、割合がグッと下がってしまうんです。だから冬は湿度が下がりやすい。
逆に夏はどうか。箱の上限が大きい状態でたっぷり水分を含んでいると、エアコンで冷やしたときに上限が縮んで、水分が行き場を失ってしまう。これが結露の仕組みです。温度が下がって含められなくなった水蒸気が、液体の水に変わる——それが結露です。
この相対湿度、みなさんが日ごろ目にする加湿器や空気清浄機の表示は、ほぼすべてこれです。 ただ、温度によってコロコロ変わるので、実は生活環境を正確に把握する指標としては少し頼りないんですよね。

 

相対湿度の例:「除湿したら悪化した」事件

真冬に「湿度が高くて大変!」と相談を受けたことがあります。相対湿度計を見たら70〜80%を示していたので、一生懸命除湿をしていたと。でも実は、そのときの室温が6℃だったんです。
カラクリはわかりますよね。室温が低いから箱に入れられる水分の上限が小さくなって、相対湿度が高く出ていただけ。実際に含まれている水分量は少ないのに、除湿してしまった。本来やるべきことと真逆のことをしてしまい、室内はより乾燥していたというわけです。
こういう間違いが起きるのも、相対湿度だけを見ているからです。

 

絶対湿度を知ると、快適さの正体がわかる

絶対湿度についての図解

では「絶対湿度」は何かというと、水分量そのものです。
1m × 1m × 1mの空間(1立方メートル)に、水蒸気が何グラム含まれているか——それが絶対湿度です。これは温度に左右されないので、季節を問わず正確な指標になります。
目安として、7〜8g/m³を下回ってくると乾燥を体感しやすくなると言われています(個人差があります)。肌がかゆくなったり、手がひび割れてきたり。逆に15g/m³を超えてくると、じめっとした感覚が出てきます。
慣れてくると、計器がなくても体感でわかるようになってくる。温度と違って、絶対湿度は体で感じ取れるものなんです。相対湿度は数字が変わっても感覚が追いつかないんですが、絶対湿度は体感できます。ここが大きな違いです。

 

エアコンで乾燥する、は誤解です

エアコンがあっても冬は乾燥せず快適な暮らしができる住まい

ついでに一つ。「エアコンをつけると乾燥する」という声をよく聞くのですが、これは誤解です。
エアコン自体が乾燥させているわけではありません。冬場に温度を上げることで相対湿度が下がって乾燥したように感じるだけで、エアコンの仕組みとしては空気中の水分を減らしていません。
石油ファンヒーターやガスストーブは、燃焼するときに水蒸気が一緒に出てくるので湿度が保ちやすいというカラクリがあります。ただ、そのぶん燃焼ガスも一緒に出てきます。
エアコンを「乾燥する暖房器具」と思い込み敬遠するのはもったいないですよね。

 

ご家庭に「絶対湿度計」一台を

絶対湿度を見るには「みはりん坊」という機器がおすすめです。2,000〜3,000円程度で買えます。小さいけれど優秀で、絶対湿度を確認するには十分です。
見学会でよく「なんか涼しいですね」「じめじめしてないですね」と言ってもらえることがあります。温度だけじゃなく、湿度も整っているからこそ感じてもらえる快適さです。 温度と湿度、どちらも見ながら暮らしていくことで、ようやく「本当に快適な家」に近づいていけると思っています。

 

家の「湿度」は相対湿度より絶対湿度で見よう! まとめ

絶対湿度と相対湿度についての説明図解

湿度について、少しイメージが変わりましたか?「なんとなく知っていた」から「仕組みがわかった」に変わるだけで、毎日の暮らしがちょっと違ってきます。
「湿度60%」の数字に一喜一憂するより、絶対湿度を8〜15g/m³の範囲でコントロールすることを意識してみてください。まずは「みはりん坊」を一台、手元に置くところから始めてみるのがおすすめします。
また、快適な温度・湿度について理解できても、体感しないと実際のところはわかりません。オーパススタイルの見学会では、実際に室内に入った瞬間の空気を感じてもらえます。「なんか気持ちいい」の理由を、ぜひ体験しに来てください。

Author Profile

渡邉 尚哉
渡邉 尚哉
オーパススタイル株式会社

2006年入社から家づくり一筋。資産活用の視点と注文住宅営業で300件以上の経験を活かし、不安や迷いに寄り添う“家づくりのパートナー”。性能や素材を総合的に考え、「どんな暮らしをしたいか」を一緒に描き、最適な提案を行う。VoicyやYouTubeでも発信中。

この記事を読んだ人は
こんな記事も読んでいます

Top