
今回は、「家づくりで絶対損する方法ベスト5」の最終回、第1位「嫌われる客になる」です。
失敗するのは間取りでも、設備でも、費用でもない。意外なところに、家づくりが上手くいかなくなる一番の原因がありました。
「お客様は神様です」という言葉、聞いたことありますよね。
実はこれ、「お客様をあがめ立てよ」という意味じゃないんです。本当は「自分の仕事に誇りを持ち、誰に対してもベストを尽くす」という言葉。
それがいつのまにか「お金を払う側は何をしても許される」という意味に変わってしまい…家づくりの打ち合わせでも、そのスタンスで来られる方が、たまにいらっしゃるのも正直なところです。
本当にいい家を建てたいから、工務店はプロの視点からご提案します。でも関係性が険悪になっていくと、提案するのが難しくなってしまう。これは人間として自然な反応です。すべてを疑ってかかる。そうなってしまったら、どれだけ前向きに動こうとしても、いいものにはなっていかないんですよね。そして巡り巡って損をするのは、お施主様自身になってしまいます。

お客様として接すると、受け取れるのは支払い対価分が上限です。1,000円払えば1,000円分。それが限界。
でも、お客様と工務店が仲間として一緒につくるスタンスでいてくださると、こちらも自然と「もうちょっといいものにしたい」という気持ちになります。
ここで誤解してほしくないのは、「媚びへつらってほしい」という話ではありません。対等な立場で一緒によりいいものをつくろう、ということです。間違いがあれば指摘してください。それに対してこちらも、もちろん真摯に対応します。ただ、「もうあなたたちは信用できない」となってしまうと、そこから先は難しくなってしまうかもしれません。
家は何千万円もかかる大きな買い物です。慎重になるのも、不安になるのも当然のことです。だからこそ、「今だけ・金だけ・自分だけ」のスタンスになってしまうのはもったいない。納得した家づくりを叶えるために、工務店といい関係をつくることが一番の近道です。
| 順位 | タイトル | 内容 |
|---|---|---|
| 第1位 | 嫌われる客になる | お客様と工務店は一緒に家づくりをする仲間。信用できないと納得する家づくりは難しい |
| 第2位 | 話を聞く余裕をなくす | 調べることは大事。でも「自分が正解」になりすぎると提案を受け取れなくなる |
| 第3位 | 冷静な判断力をタイムトライアルにやられる | 「今月だけ」に焦って動くと、一生の後悔につながることもある |
| 第4位 | 悪魔の書(見積書)を手に入れる | 何も決まっていない段階の安い見積もりを基準にすると、あとから苦しくなる |
| 第5位 | 呪われる | 「こうしないとダメ」が増えると視野が狭くなり、判断がこじれていく |
詳しくは、それぞれの回をぜひ聴いてみてください。

このシリーズを通して話してきた「家づくりで絶対損する方法ベスト5」いかがでしたか?これらを行えば、家づくりで失敗する可能性がぐんと上がります。逆に言うと、これらをしないよう気をつければ、後悔しない家づくりにぐっと近づきます。
思い込みを手放して、見積もりは段階があることを理解して、焦らず冷静に判断して、プロの話にも耳を傾けて、一緒につくる仲間として関わる。これだけで、家づくりの景色はかなり変わるんですよね。 難しいことは何もなくて、ちょっとした「心がけ」のお話でした。

2006年入社から家づくり一筋。資産活用の視点と注文住宅営業で300件以上の経験を活かし、不安や迷いに寄り添う“家づくりのパートナー”。性能や素材を総合的に考え、「どんな暮らしをしたいか」を一緒に描き、最適な提案を行う。VoicyやYouTubeでも発信中。