
前回は「施工の質」「予算への寄り添い」「適正価格の家づくり」という、工務店選びで外せない3つの基準について話しました。どれも家づくりで迷子にならないための大事なポイントです。
でも、実際に「どの会社で建てるか」を決める段階になると、この3つだけでは気持ちが動かない…そんなこともあります。家づくりって“正しい選択”だけで決められるほど簡単じゃないですからね。
今回はその続きとして、「最後の一歩はどう決めればいいの?」という視点を、もう少し踏み込んでお話ししています。
ここからが今回の本題です。工務店を選ぶときに大事なのは、
「自分がどこに惚れ込んだのか」
これを明確にすること。
Voicyの中でも話していたように、いくつか工務店を回ると、良い部分も気になるところも見えてきます。でも“ここに惚れた”というポイントがひとつでもあると、自然と気持ちがまっすぐ向くんです。
逆に惚れ込むところが何もないまま会社を選んでしまうと、途中で迷ったり不安になったりしやすくなります。
惚れる理由は、なんでもOK。性能でも、素材でも、考え方でもいい。理由は大きくなくていいんです。言葉にできるかどうかがとても大切です。

惚れ込む理由が見つからないまま工務店探しを続けると、人はどうしても“マイナス探しモード”に入りやすくなります。
・デメリットばかり探す
・口コミのマイナスばかり見る
・粗探しがメインになる
今の時代は情報が多く、探せば探すほど不安材料が出てきます。「失敗したくない」という気持ちが強いほど、悪い情報に引っ張られやすい。でも、それでは本来知るべき“その会社の良さ”が見えなくなってしまう。だからこそ、惚れ込める材料、つまり“良いところを見る姿勢”が必要なんです。
ここでは、工務店を見るときの“割合”の話をします。
・最初の9割は「良いところを見る」
・残り1割で「本当に大丈夫かな?」と確認する
はじめから粗探しをするのではなく、まずはその会社の魅力や大切にしている姿勢を素直に受け止める。その上で、不安な部分を冷静に確認する。この順番の方が家づくりはうまく進みやすいです。
そしてもう一つ、とても大切なこと。
惚れ込めない会社では建てない方がいい。
惚れ込める理由がひとつでもある会社の方が、迷ったときに戻ってこられる“軸”になります。
今回は、前回に続き工務店・ハウスメーカーの選び方について話しました。上記がそろって初めて、工務店を選ぶための“自分の軸”ができます。
オーパススタイルでも、選んでいただいたお客様に「どこに惚れていただけましたか?」と必ず質問しています。これから家づくりを共にするパートナーとして、とても大切なことだからです。ぜひ工務店選びの参考にしてみてください!

2006年入社から家づくり一筋。資産活用の視点と注文住宅営業で300件以上の経験を活かし、不安や迷いに寄り添う“家づくりのパートナー”。性能や素材を総合的に考え、「どんな暮らしをしたいか」を一緒に描き、最適な提案を行う。VoicyやYouTubeでも発信中。