
今回は、家の「保証」の話です。
住宅会社を選ぶとき、保証の長さも比較しますよね。最近は、「初期保証30年」「有償メンテナンス不要」「再延長保証70年」という会社もあるそうです。
ここまで数字が大きいと、もう安心を手に入れたような気になります。
ただ、保証を見るときに大事なのは、何を、何年、どう保証してくれるのか。ここが大切です。
たとえば、高耐久のサイディング。その継ぎ目に使うコーキングやシーリングも、30年持つとされる材料を使っていたとします。
それが15年で、紫外線のよく当たる部分だけ切れてしまった。30年保証なら、無償で直してもらえると思いますよね。
でも、保証の条件が「著しい劣化」であれば、少し切れた程度では対象にならず、有償になることもあります。
「有償メンテナンス不要」という言葉も、30年間、何の手入れもいらないという意味とは少し違います。おそらく、ノーメンテナンスでOKとは書いていないはずです。
長く保証できるのは、高耐久の材料を使っている自信の表れでもあります。保証そのものに意味がないという話ではないんです。
ただ、保証に期待しすぎるのは、危険です。

もう一つ見てほしいのが、保証している会社に何かあったときです。
その会社がなくなれば保証も終わるのか。それとも、別の会社が引き継いでくれる仕組みなのか。保証によって、ここも違います。
オーパススタイルにも、「緑の柱」を使うハウスガードシステムを採用することで、腐れなどを対象にした保証があります。また、その保証には、我々に何かあった場合も、別の会社が支える仕組みがあります。
さらに、不具合が起きた部分だけでなく、そこから生じた二次、三次被害。いわゆる「波及損害」まで対象になるものもあります。
同じ「30年保証」でも、何を保証するのか。どこまで保証するのか。中身は、会社によってバラバラです。

だから、保証の長さだけで工務店を比べるのは、少し違うと考えます。
どんな家をつくるのか。どんな素材を使い、どんな暮らしを提案してくれるのか。
そこを見たうえで、保証の数字だけでなく、その中身も確認する。それくらいが、ちょうどいいと思います。
今回の内容は、Voicyでも詳しく話しています。気になる方は、音声でも聞いてみてください。

2006年入社から家づくり一筋。資産活用の視点と注文住宅営業で300件以上の経験を活かし、不安や迷いに寄り添う“家づくりのパートナー”。性能や素材を総合的に考え、「どんな暮らしをしたいか」を一緒に描き、最適な提案を行う。VoicyやYouTubeでも発信中。