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STAFF BLOG
スタッフブログ

2026/7/18

「視線」の設計

こんにちは。

オーパススタイルの小﨑です。

 

以前のブログでご紹介した、

小谷和也先生の

「木のマンションリノベ設計スクール」で見学した工事中の現場。

先日、完成したその住まいを見学させていただきました。

 

工事中に見学したときは、

梁や窓、キッチンの配置、床材や天井ルーバーの貼り方向など、

たくさんの要素が複雑に絡み合っていて、

「これがどんな空間になるんだろう?」と

完成形をイメージするのが本当に難しい現場でした。

 

ところが、完成した住まいに入った瞬間、

その答えが一気につながりました。

 

玄関からリビングドアを開けると、

窓へと自然に視線が抜け、

その途中にはダイニングのペンダントライトが美しく見えます。

 

ダイニングからはまたその奥の畳コーナーへと視線が続き、

家の中を歩いていても、

どこかで視線が止まることなく、

自然と奥へ奥へと導かれていきます。

 

「広く見える家」は、

ただ広い空間をつくるだけではないんだな、

と実感しました。

 

そして、もう一つ驚いたのが黒色の壁や扉です。

 

黒は圧迫感が出そうなイメージがありますが、

この住まいではまったく逆でした。

 

黒が背景のような役割を果たし、

存在感をあえて消すことで、

空間の奥行きをより感じさせてくれます。

 

視線を邪魔するどころか、

むしろ奥へと導くお手伝いをしているようでした。

 

工事中には複雑に見えていた梁や窓、

床や天井の納まりも、

完成してみるとすべてに意味があり、

一つの心地よい空間としてきれいにつながっています。

 

工事中から完成までを見ることができたからこそ、

「こういうことだったのか!」という発見がたくさんありました。

 

図面だけでは分からないこと、現場だけでは見えないこと、

そして完成して初めて感じられること。

そのすべてを体験できた、とても学びの多い機会となりました。

 

小谷和也先生の設計は、単に間取りを考えるだけではなく、

人がどう感じ、どう視線が動くのかまで丁寧に考えられています。

 

こうした設計の工夫を一つひとつ学びながら、

お客様に「なんだか居心地がいい」

と感じていただける住まいをご提案していきたいと思います。

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