こんにちは!オーパススタイルの廣瀬です。
今回は前川國男邸について紹介したいと思います。
前川國男邸は、1942年に建築家・前川國男が自邸として設計した住宅で、
現在は小金井市の「江戸東京たてもの園」に移築・保存されています。
戦時下という制約の中でも、前川は「合理的でありながら人間的な建築」を追求しました。
外観は木造モルタル仕上げの素朴な姿ですが、内部は南面の大きな開口によって光と風が通り抜け、庭との一体感が生まれています。
日本の伝統的な居間中心の構成を取り入れながら、開放的で機能的なモダニズム空間が展開されているのが特徴です。素材には高価なものを使わず、
木やモルタルなど身近な材料を丁寧に扱うことで、温かみと誠実さを感じさせます。
この質素な中に宿る豊かさこそ、前川建築の魅力です。
現代の住宅設計にも、前川邸から学べることは多くあります。たとえば、光と風の取り込み方、自然とのつながり、生活者の視点に立った間取りなどです。派手なデザインではなく、暮らしの質を高めるための工夫こそが、快適な住まいの本質であることを教えてくれます。

こんにちは♪
オーパススタイルの島田です。
今日は1952年ジョージ・ネルソンがデザインしたバブルランプを紹介します。
ジョージ・ネルソンは20世紀を代表するアメリカのデザイナーで、照明以外にも多くの名作家具をデザインしています。
バブルランプはその中でもミッドセンチュリーモダン(1940〜60)を代表する照明のひとつ。
そのデザイン性と歴史的価値から、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久コレクションとなっており、70年以上の時を経てもなお色褪せない魅力を放ち続けています。
『バブルランプは独特の半透明のシェードが特徴的』
スチールのフレームに特殊なプラスチック樹脂をスプレーで吹きつけて成形していて、紙や布とは異る、ややマットで柔らかな光を拡散します。
「バブル(泡)」のような浮遊感のある見た目が名前の由来。
素材は樹脂なので。もしも汚れが気になった場合には柔らかい布を中性洗剤に浸し、よく絞って拭き取りお手入れが可能です。
また、現在製造はハーマンミラー社。
多様なサイズや形状があり、モダンでありながら、親しみやすいデザインは、洋風からジャパンディースタイルまで、様々な空間に合わせる事が可能です。
映画やドラマのセットでも活用される事も、何気なく見ていた映像の中に溶け込みながらも目を引くバブルランプを見つけると、嬉しくなってしまう照明です。

写真 Herman Millerホームページより
こんにちは(^^)
オーパススタイルの山本です!
本日は子供の運動会でした♪
天気が心配でしたが、良く晴れて風もなく、運動会日和となりました。
この時だけ活躍する一眼レフカメラで我が子を探し、一生懸命がんばっている姿が見れて、嬉しい一日となりました☆
さて、弊社ではいろんな形の造作洗面を施工させて頂いていますが、初めて吉本産業さんのDHを使わせていただいた現場が完成したのでご紹介させていただきます。

清掃性を考えると、壁出し水栓は水がたまりにくくお掃除がしやすいと思うのですが、
壁出し水栓は、基本的に壁の中に配管を埋め込んでしまうので、メンテナンスがしにくいのが難点でした。
こちらのDHという商品は、壁出し水栓ですが、ハイバックにすることで、床下へ配管をすることができます。
通常の立ち上がり水栓と同じなので、配管が露出しており、メンテナンスはしやすくなっています。
また、壁出し水栓はホースの伸びるタイプのものがあまりないのですが、こちらのデザインの水栓はホースを伸ばすことができる点も使いやすいと思います。
立上りからカウンター、ボウルの全てが一体型で継ぎ目がなくなめらかなので、サッとふけるのもおすすめポイントです。
カウンターの手触りもとても良く、今後おすすめしていきたい洗面となりました。
皆様の造作洗面の案の一つとして参考にしていただければ幸いです。
こんにちは。オーパススタイルの伊藤です。
先日、京都の俵屋旅館に行ってまいりました。
もう度目かになるのですが、どうしてそんなに何度も??笑
と思われる方も見えるともいますが
いやほんと、いいんです!!!素敵なんです。
この俵屋旅館、世の建築家たちを魅了してやまない建築物として業界内では有名なんですが
世界の要人たちにも、日本に来るときは常宿にされるくらいの「宿」なんです。
あのスティーブジョブズが常宿にしていたことでも有名です。いまだにご家族は宿泊されにくるとか。
なぜ?300年もの間、訪れる人を魅了してやまないのか?
その理由をまとめてみたいと思います。
この建物は「古いから」「高級だから」ではなく、空間のつくり方そのものに思想・哲学があるからかと。
ただ古いものを保存するのではなく「更新」の質がえげつなく高い。修繕・改修のたびにより上質な方向へアップデートしていく、劣化するどころか魅力の精度がどんどん増していく建物になっている。
特に建築家の皆さんに刺さってくるのが「機能より気配の設計」。もう全てが狙って、意図的に制御されちゃってます。光の落ち方、目線の抜け・距離・方向、外庭との距離、あえて不均一で美しい・・・などなど。
隠れているので部屋のコンセントやスイッチの場所を探すのもひと苦労なんです。笑
毎回いい意味で「やられたあ〜!」ってなります。
あと忘れてはいけないのがスタッフのホスピタリティー。接客、しつらえ、整頓、清掃など建物の使われ方まで含めて設計されている感じです。建物単体では何も成立しない良い例かと。
これらは一例に過ぎませんが、総じて言えることは俵屋の魅力は「余白」の作り方が絶妙で洗練されていること。
「何を足すか?」ではなく「何を削るか?」です。
現代の家づくりでは、足し算の家づくりになりがちです。ノイズが多く「足し算は劣化の始まり」と言った人もいます。
時間に強く、空間・素材・自然などの本質を際立たせるヒントは「引き算の設計」にありかと。
「何もないのに豊か」そんな家の設計ができるように、これからも日々精進していきます。

俵屋旅館 「寿」
こんにちは!
オーパススタイル藤田です。
↓現場近くの道路で珍しい光景がありました。

道路の先は幅が狭くなっています。
おそらく実際の道路幅はこの幅かと思われます。
また、道路が狭くなっているところには側溝があります。
問題はその手前、マンホールが密集しています。
何で???
役所確認ができていないので推測になりますが、鉄製蓋のマンホールは下水道
コンクリート製蓋は雨水排水かと思われます。
コンクリート製蓋は道路下で側溝からの雨水排水管につながっているのかな?
という予測ができます。
それにしても、これだけマンホールが密集しているのは珍しいです。
ちなみに写真方向と反対側の道路にも密集しています。
一部、側溝がない区間のみ雨水排水がそのような形態になっているのかな…
推測の域は出ないので、役所に確認してみたいと思います!