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Voicy #36|家の広さに正解はある?設計士が語る「意味のある広さ」について

勾配天井やウッドデッキとつながる窓のある開放的はLDK

家の広さ、何坪がいい?——坪数より大切な視点

今回のVoicyは、前回に引き続き設計士を交えて「家の広さ」について語りました。
「家を建てるなら何坪がいいですか?」——家づくりを始めると、かなり早い段階でぶつかる質問です。でも実は、坪数よりもずっと大切な視点があります。

 

「大きい家=いい家」になりやすい理由とは?

家づくりを考えはじめると、多くの人がまず「広さ」を気にします。「大は小を兼ねる」という感覚はありますよね。しかも家は大きな買い物。どうせなら広い方がいい——そう感じるのは自然なことかもしれません。ただ、ここに少し落とし穴があります。
よくある家づくりのヒアリングとして、「リビングは何畳希望ですか?」「寝室は何畳ですか?」と部屋ごとのサイズを積み上げていくやり方があります。こうやって足し算していくと、気づけば家がどんどん大きくなっていく。
そしてできあがった図面は、広いけれどなんとなくぼんやりした空間になっていることがある。設計士の目線からすると、「このエリア、何のためにあるんだろう?」と感じる箇所が出てきてしまうことがあるんです。

 

広いのに、なぜか狭く感じる家がある

以前、「30坪ぐらいかな」という感覚で見ていたら実は27坪だったという経験があります。3坪というと約6畳分。部屋一つ分の差があるのに、まったく狭さを感じなかった。逆に、70坪・80坪あるのに広く感じない家も存在します。つまり、坪数と「体感の広さ」は、必ずしも一致しないんです。

 

「無駄に広い」ってどういうこと?

設計の話をするときに「無駄に広い」という言葉が出てきます。たとえばリビングが10畳あるとします。でも置く家具はコンパクトなソファひとつ。そうすると四隅に「何もないエリア」が生まれてしまう。「とりあえず物でも置こうか」となるだけなら、そのスペースを「使う理由」がなかったということ。それが「無駄な広さ」です。

広くすること自体が悪いわけじゃない。その広さに「きちんと意味があるかどうか」が問題なんです。使わないエリアのために費用をかけるより、その分を素材や仕上げの質にまわした方が、毎日の暮らしが豊かになります。コンパクトにまとまっているからこそ、良い素材を使える。「小さくて、心地よい空間」——それが設計として目指したいところです。

 

4人家族なら30坪前後が一つの目安

「じゃあ結局、何坪がいいの?」となった際、設計をしていく中で、4人家族であれば30坪前後が一つの目安になることが多いです。収納の取り方や暮らし方によって前後はしますが、きちんとバランスを整えて設計すれば、30坪で十分に豊かな暮らしができます。3人家族なら、さらに2坪ほど小さくしても大丈夫です。

 

間仕切りで「変えられる家」という考え方

将来壁を設けて個室をつくることができる可変性のある空間

30坪で設計するとき、最初から小さな部屋をたくさんつくるのではなく、大きな空間をつくっておいて必要なタイミングで間仕切っていく、という発想があります。
子どもが小さいうちはひと続きの広い空間として使い、大きくなったら壁で仕切って個室にする。ライフステージに合わせて空間を変えられる家にしておく、という考え方です。
初めからすべてを細かく区切ってしまうと、かえって狭く感じやすい。将来の変化を見越した設計が、長く快適に暮らせる家につながります。

 

設計士が語る「意味のある広さ」について まとめ

設計士が語る本当に大切な家の広さについてまとめ

今回の話を一言でまとめるとしたら、「大きさじゃなく、意味があるかどうか」です。
広い家が悪いわけじゃない。大きくしたい理由があるなら、それは正解。ただ「なんとなく広い方が安心だから」だけで坪数を増やしていくと、費用だけが膨らんで暮らしの豊かさにはつながらないことがあります。
窓一つ、部屋一つ、廊下の幅一つ——そこに意味があるかどうか、そして「なぜこの広さ?」と3回問いかけながら、私たちは設計しています。それだけ、設計は、暮らしや家族の人生を変える大切な要素なのです。

Author Profile

渡邉 尚哉
渡邉 尚哉
オーパススタイル株式会社

2006年入社から家づくり一筋。資産活用の視点と注文住宅営業で300件以上の経験を活かし、不安や迷いに寄り添う“家づくりのパートナー”。性能や素材を総合的に考え、「どんな暮らしをしたいか」を一緒に描き、最適な提案を行う。VoicyやYouTubeでも発信中。

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