こんにちは!オーパススタイルの廣瀬です。
先日のブログで「設計のプロセス展」の五月山動物園のリニューアルプロジェクト
「DAYZOO」について紹介しましたが、ほかにも楽しめた作品があったので、紹介させていただきたいと思います。
ほかの作品としては建築家・藤本壮介氏による
「(仮称)飛騨古川駅東開発プロジェクト」です。
このプロジェクトは、駅前に建つ一つの大きな建物でありながら、「何かの用途のための建物」というより、人が集まり、学び、過ごし、関係が生まれていくための“場”として計画されているように感じました。
模型からは、屋内と屋外の境界がゆるやかにつながり、どこからでも人が入り込めるような、開かれた雰囲気が伝わってきます。
特に印象的だったのは、使い方が最初から細かく決められすぎていない点です。
そこに集まる人や地域の活動によって、空間の意味が少しずつ変わり、育っていく余白が用意されているように感じました。
建築が完成した瞬間がゴールではなく、そこから始まる時間までを含めて設計している、そんな姿勢が強く伝わってきます。
この考え方は、住宅づくりにも重なる部分が多いと思います。
家もまた、完成した時点で「できあがり」ではなく、住む人の暮らしや思い出が積み重なっていくことで、本当の意味でその家らしさが生まれていきます。
あらかじめ答えを決めすぎないこと、変化を受け入れる余地を残すことの大切さを、改めて考えさせられました。
今回の展示を通して感じたのは、良い建築や良い住まいは、形の美しさだけでなく、どんな時間や関係性がそこに生まれるのかまで丁寧に考えられているということです。
私たちの家づくりにおいても、間取りや性能だけでなく、暮らしの風景を想像しながら、一つひとつの住まいをつくっていきたいと思います。
