こんにちは。 オーパススタイルの寺内です。 先日、名古屋市東区の文化のみち周辺の建築を社員一同で見学にし行ってきました。 定期的に良い建築に触れる機会を作ることで、空間の使い方・見え方をリアルで体感することは 一番の勉強になります。何が美しいかを考え設計力の向上にいかしています。 その中で、旧豊田佐助邸をご紹介します。 認定地域建造資産になっている建物で、大正時代に建てられた洋館と和館で構成されています。 洋館の外観は白いタイルが貼られているのですが、古さを感じさせないシンプルな美しさを感じます。 和洋折衷の建築ですが、それぞれに魅力があり歴史的にも重要な建物です。 また個人的に、離れの茶室の空間構成が好きです。 この茶室の名は『撫松庵』(ぶしょうあん)という名で、明治初年ごろの建築と考えられているそうです。 昭和8年に移築され、ニ畳半中板向切の間取りが珍しいそうです。 まだ歴史的には新しい方の茶室空間なので、その時代に考えられた新しい構成と 伝統的な大切な部分を組み合わせていると感じます。 私たちが考える家づくりにも、この考えを持ちながら時代に合った良い建築を考えていきたいです。 名古屋市内にもは、良い建築がたくさんありますので一度訪れてみてはいかがでしょうか。