こんにちは、オーパススタイルの斉藤です!
前回ウールの素材の特徴についてご紹介させていただきました。
今回はそのウールをカーペットとして作るとどうなるのか、ということについてご紹介いたします。
1.復元力
毛がへたりにくく、一度凹んだとしてもスチームなどをあてることで回復することができる
2.汚れがつきにくく、落ちやすい
ウールの油分やキューティクルで水分をはじき、汚れ自体がつきにくく、落としやすい
3.難燃性
ウールは窒素や水分を含んでいる難燃繊維として認められいるため、安心して屋内に使える
4.保温性
保温性が高いため冬はあたたかく、夏も涼しく快適に過ごすことができる
5.調湿性
湿気の多い時期でもべたつかず、冬には窓の結露防止にもつながる
天然素材は機能性が劣るのではないか、と思われていた方もいらっしゃると思いますが、このように、ウールは天然素材ならではの肌触りや心地よさをもちながら、機能的にも大変優れた素材です。
また、アレルギー性の喘息や鼻炎などにお悩みの方はカーペットを敷くこと自体を大丈夫?と不安に思われると思いますが、カーペットは空気中にホコリが舞い上がりにくいため、フローリングよりもホコリを吸い込むことが少ないといわれています。エアコンや空気清浄機を使うにしても、まずはカーペットで細かなホコリが舞い上がりにくい環境にしてからご使用されるとより効果的ではないでしょうか。
また、ダニはウールを食べるわけではなく、皮脂や角質、食べこぼしなどエサになる物がある状態で発生しやすくなります。毛足が短く密度の高いカーペットであれば、ダニのエサになるようなゴミも入りこみにくく、除去しやすいので、フローリングと同じく日々の掃除を丁寧にすることで、ダニも発生しにくいので安心してお使いいただけます。
ここまで特徴を挙げましたが、個人的には水をウールカーペットにこぼしても、染み込まずはじいてくれるのを見て、感動した覚えがあります!日常の中でコップが倒れてしまったりした時を想像すると、どうでしょうか。すごくないですか?(笑)
だからと言って、ウールなら何でもいいのか?というとそうではないのが、また奥が深いところなんです。
次回は、素材以外の大切だというところをご紹介しようと思います!
出典:ザ・ウールマーク・カンパニー