こんばんは。オーパススタイルの伊藤です。
ここ数日暑いですね。温度湿度ともにやばい暑さです。
いよいよ夏です。全員オーパススタイルの家に住んでこの夏を乗り切りましょう!笑
さて
皆様、表題の「庭屋一如」という言葉を聞いたことありますか?
どんな意味かと申しますと、
庭と建物を一体のものとし、植栽等の外部環境と建築等の内部環境を融合させる考え方
つまり庭と建物の調和がとれて一体になるように設計された空間が広がっている様子です。
京都にはこのような建築がゴロゴロあります。先日いくつも見てきました。
国宝待庵・桂離宮・聴竹居・無鄰菴。
特に無鄰菴と桂離宮のお庭はすごいです。是非一度は!
古来より日本では庭に自然を人工的に再生し、四季折々の情緒を楽しんできました。
暮らしの中にお庭を造ることによって、光・風・植物をうまく取り入れより快適で美しい空間を生み出してきたのです。それは現代の暮らしにも通用する話です。
決して、みんなで日本庭園造ろう!って話じゃないです!!
永い目で考えた時、家の中、窓から植栽を眺める時間はとても多くなります。
どんな家でも、この建物と植栽の関係は必ずしっかり考えるべき重要なことだと思います。
めんどくさい。虫が来る。枯らしてしまいそう。
など植栽にはネガテイブな印象があるのはわからなくはないです。
庭・植栽には、我々の心を癒し、生活を豊かにしてくれる力があります。
窓から眺める「自然とそこに生えているような美しい植栽」の意味を再構築すると
今までのお庭のイメージとは違った新たなものが見えてくると思います。
こういった観点からもお庭・植栽に興味を持ってもらえると嬉しいです。
京都 俵屋旅館 泉