こんにちは。
オーパススタイルの寺内です。
今週もお施主様のお家計画を練っております。
プラン提案や着工に向けての施工図の作成等、一日があっという間に過ぎてしまいます。
本日はプランを検討している時に考えていることを少しお伝えしようと思います。
まずは現地確認を行い、周辺環境や日当たり・見せ場になる位置を確認し空気感を味わいます。
実際に現地に行くと行かないではプランを考えるときに大きな差があると思います。
そこから、ご要望と予算・駐車計画に外観・構造を考えていきます。
特に駐車計画は家の配置にも大きく影響がありますので、慎重に計画することが大事ですね。
特に愛知県は駐車台数が最低でも2台、できたら3~4台欲しいとのご要望も多いで。
次に敷地で一番良いポイントを見つけ、一本の軸を通し全体を見て、
部分も見ながら考えていきます。
途中でダメだなと思うとまた一から考えて、提案できるプランを作っています。
なので毎回没案が数パターンあったりします。
また設計する時に大切にしていることは、豊かな家になるように
たくさんの居場所を作ることを意識しています。
それは決して大きいスペースを必要とするわけでなく、
余分な部分を無くし正しい寸法感で空間をつくることで
ずっと居たくなる場所をつくることができます。
以前、日本旅館の最高峰というわれる京都の俵屋旅館に宿泊する機会があり、
そこでの空間体験は今までの価値観が大きく変わった瞬間でした。
小さな空間を考えるとき、余分なものなくし穏やかな光や緑が見える窓を適切に計画する事で、
美意識のある空間になると感じました。また素材も経年美を味わえるものを使うことで、
年月を重ねるごとに味わいが増す豊かな空間にもなります。
そんな空間がある家を提案したいと考えながら、日々プランを練っています。
弊社の必読書もご紹介します。
伊礼智の「小さな家」70のレシピ
この本は小さな居場所づくりの教科書です。