こんにちは!
オーパススタイル藤田です
先回に引き続き関東の某工務店の建物視察で感じたことを書きます
打合せ室を備えた事務所の見学もさせていただきました
住宅とした場合の間取りも検討されている建物で
特徴的なのは、明確に玄関というものは存在せず、まず通り土間に入り
そこから各部屋につながる間取りとなっていることです
また、通り土間でLDKとプライベート空間を隔てています
こちらの建物も前回のモデルハウスと同じ建築家の方が設計しています
ただ、こちらの建物は設計監理まで建築家の方がやられているので
細かなディテールに関するこだわりが垣間見えます
今回はその一つ、雨樋についてフォーカスしていきます
雨樋はイメージできますでしょうか?
屋根に降った雨水を適切に側溝や下水に排水するため
建物には必要不可欠なものです
ですが、外観の美しさという点ではノイズになりがちです
今回の建物では軒樋を出入口のみの最小限に設けて
雨水を下に落とすのは鎖樋として外壁面に樋が取りつかないようにしています
もちろん、雨水処理はしないといけないので、樋が無い部分は水の通り道を設けています
人の出入りがある通り土間入り口のみ軒樋
軒樋で受けた雨水は鎖樋で地上へ
軒樋の無い部分は雨水の通り道を計画
(白砂利部分)
細かいこだわりが他にも多数ありますが、今回は雨樋を一例にあげました
建築では機能性を保ちつつ、美しさを追求していくことが必要だと
改めて感じた建物でした