こんにちは、オーパススタイルの寺内です。
日々、住宅の設計を考えていますが性能や構造に、お施主様のご要望・予算など
様々な条件の中で計画していますが、その中でも難しいと感じるのが
心地良い空間のつくり方だと感じています。
その心地よさを学ぶ為に、良い空間をたくさん体感することだと感じます。
その為に大きいスケールの空間や小さいスケールの空間、
住宅だけでなく公共建築など様々な建築を見ることで、目を養うことをしています。
先日、淡路島にある禅坊 靖寧(ぜんぼうせいねい)に行ってきました。
禅坊 靖寧は建築業界で最も権威のある賞のひとつである
『プリツカー賞』を受賞した坂茂氏が設計した建物になります。
空間の8割を木で仕上げられているので、木のぬくもりに包まれる感覚になり
素材からも心地良さを感じることができる空間でした。
建物の外観もダイナミックな宙に浮いたような形になっていて、
構造的にどう設計したのかと驚きながら、迫力に圧倒されてしまいました。
宿泊する部屋が約3帖の空間でベットと机だけの最小限の空間でしたが、
とても居心地のよい空間でした。
天井の高さや窓の大きさで空間の印象は大きく変わるなと改めて気づくことができました。
住宅のサイズ感にも活かせるので、私の引出しの中に入れておきました。
いつかどこかで提案できるかなと…
また展望デッキも全長が100Mもあり、杉材の床は無塗装で仕上げられていましたが、
毎日床を水拭きして掃除をしているので、ツルっとした丸みのある肌さわりで
寝転がったり素足で歩くと、とても心地良かったです。
毎日掃除をすることは大切ですね。
ラウンジ空間も最小限でしたが、座り心地がとても良い飛騨家具が置いてあり、
眺望も合せてずっと居たくなる場所でした。
良い空間には、良い家具も大事ですね。
今後も心地良い空間を求めて、精進していきます。