こんばんは。伊藤です。
先日、長崎のハウステンボスに行ってきました。
ハウステンボスといえば最近ミッフィーちゃんにチカラを入れていて、
場内もミッフィー推しだったので、ボケーっとじーっとみてました。
そしたらなんだか違和感…
あれ?このデザインなんかすごくない?って感覚におそわれ、
いままでは◯サワホームくらいしか思いつかなかったんですが、
そんなテーマをもって少し考察してみました。
ミッフィーって、よく見るとめちゃくちゃシンプルですよね。
顔は丸、目は点2つ、口はバッテン。背景は真っ白。
それなのに、世界中でずっと愛され続けている。
よく見ると我が家にも子供のグッズだらけです。
なんでだろうか?
可愛いから?
いや、どうもそれだけじゃない。
この作品はデザインとしてかなりの精度で完成されていて、
削ぎ落とされたデザインが「本質的な美」が本能に語りかけてくる。
このミッフィーは“余白のデザイン”なんです。
ある種「禅」の極みのようなもの。
たくさん線を描かず、あえて語らないことで、
見る側が意味を感じ取れるようになっている。
その日、自分が疲れていればちょっと寂しそうに見えるし、
気分が良ければ優しく見える。
きっと、そんなミッフィーは見る人の気持ちを受け止める余地があるデザインなんです。
これは住宅建築にもめちゃくちゃ通じるところがあるんじゃないかと、
禅の悟りを開きかけている私は感じてしまいました。笑
説明しすぎた間取りや装飾は、最初は派手で気を引いてもすぐ飽きてしまいます。
逆に、静かで整った空間や素材感の住宅って、時間が経つほど「いいな」と思える。
俵屋旅館とか吉村順三の住宅がまさにそれです。
それに、ミッフィーの線ってシンプルな分、ごまかしが効かない。
位置が1mmズレただけで“変な顔”になる。
はい。私が描くとみごとに変です。
建築でも窓の高さ、納まり、素材の切れ目…ほんのわずかな誤差が
全体の雰囲気を壊すことはある。むしろ多い。
シンプル=手抜きじゃなく
シンプル=精度なんだと。
要するに、ミッフィーはこう教えてくれてるような・・・
盛りすぎるな!
余白を残せ!
その余白が、人の感情や時間を受け止めてくれるんだ!
と。
かわいいキャラクターなのに、建築にも通じるデザイン哲学。
流行に流されない永続性デザインの最高峰。
ミッフィー、やっぱりただ者じゃなかった・・・
ちなみに海外では「ナインチェ」と言う名前だそうです。
